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2018.11.14 Wednesday

啄考

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    今朝私、外を歩いておりますと、一羽のセキレイが道を歩いて行くのが見えました。

     

    空は暗く、空気は冷たく、人家はまだ物憂げにそろそろ起き出したところという感じで、静かな中でのことでございました。

     

    セキレイはのんきに道を行くのですが、ふとこちらの存在に気付きまして、少し立ち止まってこちらを眺めたのです。

     

    その時私ふと思いましたが、この一羽のセキレイ、彼もこの世に生きており、我もこの世に生きております。

     

    いずれどちらかが先に逝くことになりますが、それでもどちらかはこの世に残ります。

     

    残るのが道理ですが、なかなか実際、そうは思えないというのが我々の実感です。

     

    たとい彼が死んでも、この世の中は続くけれど、仮に我が死んだら、この世の全てが消えてなくなってしまうだろう。これはずいぶん寂しい考えですが、そう思わずにいられないというのが不思議な真実なのです。

     

    セキレイも、人間と目が合ってちょっと一瞬不思議な思いがしたのやら、しないのやら、すぐまた向き直って道路の何やらをついばみつつ、とことことどこかへ歩き去って行くのでした。

     

    『あまり深くは考えられないものだ。』

     

    私もまたそんな風に思い、とことこと、どこかへ歩き去って行くのでした。

     

     

     

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