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2019.01.24 Thursday

村人

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    『私は村人でありたい』と言ったら一体何を言っているんだという感じがしますが、常々そう思っておるわけでございます。

     

    山奥の村に住みたい、とかではありません。

     

    RPGのキャラクターになるとしたら、どんな役割が良い? という質問をされたら、の話。

     

    勇者とか魔王とか魔法使いとか色々な役割があるわけですが、その中であえての、村人、ということです。

     

    ゲームでは大抵、町に入ると目の前に村人が居て、話しかけたら聞きもしないのに『ここは〜〜の村ですよ』と教えてくれるでしょう。

     

    聞きもしないのに『東の山の奥には化け物が住んでいるんだ』と教えてくれるし、『沼地を渡るなら毒消し草が必要ですよ』とアドバイスしてくれます。

     

    何でそんな地味な役割、と思うかも知れないけれど、私はその”村人”たちの何というか物語に対して非常にご都合主義な部分に、そのキャラクターの立ち位置を超えた、見守る神の視点、のようなものを感じるのです。

     

    だって普通に考えて、はじめて会った人に『魔物が出るんだ』なんて言わないですよね。村の名前も言わない。普通言うとしたら、せいぜい『どちらから来たんですか?』とか『良いお天気ですね』とかそれぐらいなはずなんだ。

     

    そうやって考えると、何となくこの”村人”というのは、遠回しに勇者を物語の中へ導いてる。いかにもさりげなく、自分には世界を救う戦いなんて全く無関係、という振りをして。

     

    そういう何というのか、独特のずるさ、いたずら心、トリックスター的な意志の輝きのようなものを、感じずにはおられません。

     

    それでいつも、村人、良いなぁ。いぶし銀だなぁ、と思ったりしているのです。

     

     

     

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