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2019.02.26 Tuesday

種の折衝

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    経済というものを考えれば考えるほど、私の中で、それがひとつの有機的な生命、ひとつの生物種なのだという実感が深まってきます。

     

    経済システムは、人間という培地を用いながら、すでにこの地球上で一人歩きし始めている。誰もそれを止めることはできない・・・。

     

    構造上、それは人間よりもより上位の種族であるということも言えるでしょう。

     

    例えば大腸菌は私たちの体内でひとつひとつ生息しているけれど、見方を変えれば、大腸菌は私たち人間のあくまで一部であって、彼らにとっての上位種は宿主である私たち人間である・・・そんな風です。

     

    また、このことを考える時に、私は私自身が、どれだけ人間よりの人間なのかということにも思いを馳せずにはいられません。

     

    即ち、場合によって大腸菌は人間の体内バランスを調整するために利用され消費されていくのであって、であれば私たちも同様に、経済システムに利用され消費されるために存在している、人間のためというよりもむしろより多く経済システムという上位種に貢献するために存在している、のではないかという疑念が晴れないのです。

     

    とは言え疑念を持とうが持つまいが、大腸菌が人間の生き方にケチをつけたり、それを修正しようと試みたところで何ができるわけもなく、とんと意味のないことではあるのですが。

     

    ホモサピエンスと、経済システム。地球の暖かな海から生まれたDNAの中の霊長と、人間という熱く混沌とした”DNAの海”から生まれた、新しい有機体。これらの種族間関係が今後どうなっていくのか・・・。

     

    もしかしたらこの新しい種は、発生後間もない今日すでに人間という生態系の中に飽和してしまって、伐採しすぎた山のように人間社会が使いつぶれてしまった現状を呆然と眺めながら、どうやってこの不毛の大地を復活させ、新しい持続可能な方法を見つけ出していこうかと途方に暮れているところかもしれません。

     

    何せこの新しい種族にとって、私たちホモサピエンスは、水や空気のように、絶対に替えの効かない前提的存在なのですから・・・(それとも、或いは?)

     

     

     

     

     

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