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2019.03.14 Thursday

私は正しい

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    私は色々あって、誰も信じない人間に育ちました。

     

    信じないし、信じられたくもない。

     

    神や仏を信じていないし、自然科学も、人間たちの文明も信じていません。

     

    それはまあ極端な主張であって、実際のところ何も信じないということはできませんが。

     

    (理解とは、人間の悟性における信憑構造の、色合いの濃さでしかない。"信ずる"も"理解"も"わかる"という曖昧で根拠の無い感覚に身を委ねているだけ、という点では変わりが無い。何かひとつでも世の中の物事を理解する人間は、何かを盲目に信じこんでいるのと、哲学的に見れば五十歩百歩なのだ)

     

    そういう中で一応は、私もできれば理性的な存在でありたいわけですから、思考能力の先天的欠陥というものに気を使ってはおります。

     

    私には確信があるのです。(信じないと言ったばかりですが。)

     

    私にはこういう確信があるのです。つまり、私の考え、今こうして書き連ねていること、現実の認識、こうではないかという予想、そういうものは『絶対に間違っているぞ』という確信が。

     

    私は間違っています。私の発言の全てが誤りです。誇大妄想的に聞こえるかも知れませんが、宇宙全体に対する地球という惑星のこの小ささから考慮すれば、私という一匹の猿の脳裏に把握可能な事実など、砂粒一つ分にも満たない勝手な妄想であるということが、実感として感じられるのです。

     

    私は間違っています。そういう思いを維持し続けるのは辛く、不快で、難しいことではありますが、それが出来てこそ、知性という下らない道具も多少はまともに働くようになるのではないでしょうか。

     

    世の中を見渡してみれば、簡単にわかることです。人は、『自分は正しい』という感覚の中に安住していたいが為に、その快感に酔っていたいがために、愚かで知性の足りない生き物なのです。

     

    『自分は正しい』。そう思うことの方が遥かに簡単でしょう。自分は正しくて、間違っているのは周りの誰かなのだ。例えそれが幻想でも、本人にとっては、それこそが心地の良い”真実”なのです。

     

    もしも私たち人類がもう少し、あと少しだけ賢くなることができれば、その時は少なくとも、世の中には”間違い”などというものは存在しないことに気付くはずです。”間違い”ではなく、ただ単に私たち自身の、果てのない”無知”が広がっているだけなのだと。

     

     

     

     

     

     

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