2020.03.01 Sunday

死の準備のための瞑想

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    以下は、私達が『死』という事象に向き合う上で、心の苦痛を和らげたり、その事象を精神的に超克したりする為の、瞑想の指導文言を書き記したもの。

     

    五段階の章立てになっているので、個人で利用される場合は、各章の終わりに目を開けて文章を読んでも良いと思う。

     

    レクリエーションで使用される方がおれば、私はこの件についてなんら権利的なものは主張しないので、自由に使われて良い。

     

    尚、この観念誘導瞑想は、思想背景的には『流転の神(私が何となく古神道風に”うつるひ”と呼んでいるもの)』の概念に沿ったものであり、仏教やキリスト教、ヒンドゥー教の思想と無関係では無いが、それよりもむしろ現代の自由思想に親和性を持つものであることを事前に示しておく。

     

     


     

     

    『死の準備のための瞑想』

     

     

    (はじめに、色、音、感触、匂い、味、言葉の六つの感覚を、ひとつずつ順番に観察する瞑想を行う。十分に心が落ち着いたところで、以降の観想をはじめていく)

     

     

    あるひとつの石の上に、無数の蝶が止まって、ゆっくりと羽根を羽ばたかせている。石はあなたの魂の器。蝶はそこに満たされた、六種類の感覚。色、音、感触、匂い、味、言葉。今冷たい霧が地の底から昇ってきて、蝶たちは一羽ずつ、石から飛び立ち、その場を離れていく。

    (呼吸をする度に)一羽、また一羽。

     

     

    やがて全ての蝶が飛び立ち、その場にはただひとつの石だけが残る。この石は「私」という幻想。あなたの魂を繋ぎ止め、閉じ込めている檻。霧はいよいよ冷たさを増し、凍り付いた空気が石の内側へと滑り込んで、石はヒビ割れ、砕け、ゴロゴロと音を立てて崩れていく。
    (呼吸をする度に)だんだんと細かく、細かく。

     

     

    石はすっかり砂に変わり、最早全ての形は消え失せる。霧は取り付く対象を失い、ぼやけて、拡散し、静かにいなくなる。すると温かい軽やかな風が吹き、地面に撒かれた砂たちを乗せて、遙か遠くまで旅をする。これはあなたの輪廻。
    (呼吸をする度に)もっと遠く、もっと遠くへ。

     

     

    旅はまだ続くが、あなたの視界は今、蝶と石の場所へ戻る。もう何もない。しかしその場所は、今このときも遥か遠くの世界を見聞きしている蝶と砂とによって、全く完全に、温かく満たされている。これがあなたの答え。これがあなたの達成。
    (呼吸をする度に)満たされていることがわかる。ただ満たされていることを感じる。

     

     

    ふと気付くと、何羽かの蝶が時折、この場所へ戻ってきては、住処として愛したあの石を探していることに気付く。降り立つ石を見つけられない彼らは、しばらくすると諦めて去って行き、それでもまた時々、思い出すように戻ってくる。あなたはその蝶を見守り、感謝し、望むことも拒むこともなしに、ただ伝える。「一緒に居てくれてありがとう。一緒に生きてくれて、ありがとう。」
    これがあなたの本性。これがあなたの、神との繋がり。
    (呼吸をする度に)感謝の念を伝える。「今までありがとう。今までありがとう。」

     

     

     


     

     

     

     

    JUGEMテーマ:死生学

    2020.02.02 Sunday

    exit

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      先日、長らく宙吊りの状態となっていた英国のEU離脱が正式に行われた。

       

      欧州議会での最後の演説では、英国の離脱を推進してきたファラージ議員が、現在この地球上ではグローバリズムとポピュリズムの歴史的な争いが繰り広げられている、という良く要約されたわかりやすい論旨を述べた。

       

      グローバリズムとポピュリズム。日本語で訳すと恐らく、世界主義と大衆主義ということになる。

       

      前の記事の言い方で言えば、大社会の倫理と、小社会の倫理との対立。

       

      抽象的な倫理の矛盾がこれほどはっきりと具体化するに至って、現在の人類が抱える問題の姿は極めて明瞭になった。

       

      『我々はどの範囲の倫理を取ることで、最も利益を得るか?』 論点はただこれだけである。

       

      環境破壊やフリーライドに対する企業の責任について、或いは過剰な規制と罰則がもたらす不利益や監査官の堕落について、私達は最早それを正義とか合理の文脈で話し合う必要は無い。

       

      グローバリストもポピュリストも、やっていることは何も変わらない。彼らの違いは倫理の範囲の違い、つまり戦略の違いだけなのだから。

       

      こういう反論があるだろう。「グローバリズムは全体を考慮するという意味で公平だが、ポピュリズムは自分たちの利益ばかり優先し、他の人々を排除しようとする点において卑怯で間違っている。」というような。

       

      だが考えてみてほしい。一体あなた方の言う、そのグローブつまり世界というのは、本当は何を指しているのか?

       

      あなた方小さな人類がグローブと呼んでいるのは、実際には、人間が支配する、人間が知っている、人間が構築してきた、人間のための社会全体のことだ。

       

      それは本当に公平なのか? 公平だとしたら、誰にとって? 人間にとってか? 動物や植物にとっては? 無機物にとって、他の銀河や他の世界にとってはどうだろう?

       

      問われれば、あなた方は事も無げに言うのだろう。「その人たちは、私には関係ない。その人たちのことは、私は知らない。」

       

      見方を変えれば、グローバリズムというのも、戦勝国が戦争の暴力で取り決めた人権条約を原理とする、一種の世界宗教に過ぎない。

       

      どちらを選べばより有益なのか?

       

      小さな世界の中の、どんぐりの背比べだ。難しく考えず、いっそ胸を張って争えば良い。

       

       

       

      JUGEMテーマ:思想・啓発・哲学

      2020.01.24 Friday

      2月 「気軽に瞑想会」のご案内

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        来月の瞑想会の告知をさせていただきます。

         

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        日付:2020年2月19日(水)

        場所:高松市 生涯学習センター

           (まなびCAN) 2F和室

         

        時間:

         ◎初心者指導  19:00〜19:30

         ◎瞑想の時間  19:30〜20:00

         ◎情報共有など 20:00〜20:30

         

         ※ タイムスケジュールは目安です。

          その場の雰囲気で

          ゆる〜く行っていきます。 

         

        参加費:無料

        参加資格:18歳以上の方

        持ち物等:特にありません

         

        諸注意 】

         

        ◎初回の方は、事前にメールなどで

         ご連絡ください

         

        ◎必要であれば簡単な瞑想のレクチャーを

         しますので、ご希望の方は19:00からの

         初心者指導にご参加ください。

         

        ◎瞑想はフリースタイルで行います。

         時間だけ合わせて、ご自分のやり方で。

         音だけ出さない方法でお願いします。

         

        ◎当方宗教団体ではなく、勧誘や寄付の依頼

         などは全くありませんが、精神や死後に

         まつわる話なども軽挙雑多に取り上げ

         ますので、そういったものが嫌いな方は

         ご注意ください。

         

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        JUGEMテーマ:心理学

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